2017年06月18日

荒川区 電気工事 漏電遮断機交換 2016年09月03日

初見のお客様からお電話を頂戴しました。
 
 「漏電遮断機が時々作動する」
 
とのことです。
 
台風が来ると雨がよこなぐりに降ります。
 
電気機器に浸水して漏電が発生しているのかな?
 
と想像して伺いました。
 

 
中央についているのが漏電遮断機です。
 
時々これが作動してしまいます。
 
ところが、絶縁抵抗を測定して漏電のチェックをしても正常値です。
 
作動するタイミングをお客様からヒヤリングしても雨との因果関係は
 
無さそうです。
 
どうやら、漏電遮断機が誤作動している可能性が高いです。
 
20年以上使っている漏電遮断機です。
 
耐用年数を考えて分電盤一式の交換をご提案させていただきました。
 

 
古い分電盤を取り外しました。
 
一度作業を始めるとこの間は家中が停電します。
 
段取り良く作業を進めて、停電時間をなるべく短くするように勤めます。
 

 
いきなりですが交換完了です。
 
一番左側が東京電力の電流制限器です。
 
最近は新築の家ではこれを取り付けしないでスマートメータで電流制限の
 
制御を行います。
 

 
もし、将来に電流制限器が取り外されたらそこにポカンと穴が空いてしまます。
 
その際に美観を損なわないように、フタ付きの分電盤を取り付けさせていただきました。
 

 
引き続き、絶縁抵抗を測定して漏電のチェックを行います。
 
4.37MΩ。
 
OKです。
 

 
今度は接地抵抗を測定してアースのチェックを行います。
 
116.3Ω。
 
規定値にはもう一歩、届きませんがこの分電盤の漏電遮断機は緩和条件を
 
満たしているので判定はOKです。
 
これでお客様は安心して電気をお使いいただくことができます。
 
ありがとうございました!