2017年09月06日
初見のお客様です。
WEBからのご依頼ありがとうございます。
1フロアに各1件のテナントさんが入っている4階建ビルのオーナーさまです。
「1階のテナントさんの電気容量を増やして欲しい」
とのご依頼でした。
現状の電気設備では30アンペアの契約が上限です。
昨今、事務所として使用するには30アンペアでは足りませんね。
お客様はまずは1階のみを工事するか他の階も工事するか迷っていました。
私は
①1階のみ工事する。他の階のことは考慮しない。(事案が発生したときにあらためて考える)
②まずは1階のみ工事する。将来的には他の階も工事できるように電気設備に余裕を持たせる。
③4階とも同時に工事する。
の3パターンをご提案させていただきました。
費用はもちろん、① < ② < ③ となります。
お客様は熟考の結果、③をご選択なさいました。
ありがとうございます!
さて、工事です。
新しい分電盤に交換しました。
当然ですが、漏電遮断器が付いています。(前は付いていませんでした)
これで万が一、漏電が発生したときには0.1秒以内に電気を遮断してくれます。
フタ付きなので見栄えも良いですね。
おっと、私にはまだ大事な作業が残っています。
絶縁抵抗を測定して、漏電のチェックを行います。
4.30MΩ。
余裕で規定値をクリアしました。
引き続き、接地抵抗を測定してアースのチェックをします。
1.10Ω。
こちらも余裕で規定値をクリアしました。
ここまでやるのがプロフェッショナルの仕事です。
4階です。
3階です。
そして、2階です。
引き込みの幹線も新しくします。
新しい幹線は電気容量を確保するため、かなり太い電線になります。
私がダイヤモンドのホールソーで外壁に穴あけ中です。
ここまでの作業で服もホコリまみれになってしまいました。
新しい幹線を建物内に引き込みました。
新しい幹線を各階に分岐してやっと作業完了です。
ところで、この電気工事には何回か停電での作業が必要でした。
最後になりましたが、
各テナントさまにスケジュールの調整をしていただいたオーナーさまに深く感謝申し上げます。
ありがとうございました!