2017年12月23日
いよいよ暮れです。
年内の作業予定もだいぶ詰まってきて、新年に持ち越しの作業が出て来ました。
さて、今日は感震ブレーカーの工事をご紹介します。
感震ブレーカーは大きな地震があったときに、一定時間後に電気を自動的に遮断します。
この「一定時間後」が大事で、瞬時に停電すると夜間などは真っ暗になって避難が
出来なくなる恐れがあります。
また、避難中に電力会社の停電が復帰しても感震ブレーカ-をリセットしないと通電しません。
これは家内の電気製品のスイッチが入りっぱなしになっていたとき、火災になるのを防ぐためです。
荒川区では感震ブレーカーの取り付けをすると助成金が出ます。
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/kurashi/bosaibohan/josei/okunaianzen.html
こちらのお客様は特例世帯なので工事費用の5/6が助成されます。
例えば、6万円の工事費用であれば自己負担は1万円となります。
申請していた案件で交付が決定したので工事に着手します。
この分電盤を交換させていただきます。
古い分電盤を外します。
作業中は停電しているのでお客様はエアコンも使えません。
寒くて申し訳ないので、一気に作業を進めました。
新しい分電盤が取り付きました。
感震ユニット付きの漏電遮断器です。
地震を感知すると警告音とランプの点滅で電気の遮断をあらかじめ通知します。
おっと、まだ大事な作業が残っています。
いつものように測定器で絶縁抵抗を測定して漏電のチェックを行います。
ここまでやるのがプロフェッショナルです。
7.97MΩ。
合格です!
引き続き、接地抵抗を測定してアースのチェックを行います。
4.20Ω。
こちらも問題ありません。
これでお客様は安心して電気を使用することができます。
ありがとうございました!