2018年01月24日
今日は感震ブレーカーの工事をご紹介します。
感震ブレーカーは大きな地震があったときに、一定時間後に電気を自動的に遮断します。
この「一定時間後」が大事で、瞬時に停電すると夜間などは真っ暗になって避難が
出来なくなる恐れがあります。
また、避難中に電力会社の停電が復帰しても感震ブレーカ-をリセットしないと通電しません。
これは家内の電気製品のスイッチが入りっぱなしになっていたとき、火災になるのを防ぐためです。
荒川区では感震ブレーカーの取り付けをすると助成金が出ます。
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/kurashi/bosaibohan/josei/okunaianzen.html
今日のお客様は特例世帯なので工事費用の5/6が助成されます。
例えば、6万円の工事費用であれば自己負担は1万円となります。
お客様の助成金交付が決定したので工事に着手します。
この分電盤を交換します。
軽く30年はご使用なさっています。
ブレーカーにも耐用年数がありますので、助成金交付は交換するには良いチャンスでした。
分電盤を外しました。
停電しているのでエアコンも使用できません。
お客様に寒くて申し訳ないので一気に作業を進めます。
新しい分電盤はフタ付きです。
フタを開けてみます。
感震ユニット付きの漏電遮断器です。
震度5強の地震がくると緑のランプが赤く点滅して、けたたましくブザーが鳴動します。
そして、一定時間後に電気を遮断します。(この設定では1分後です)
まだ、大事な作業が残っています。
絶縁抵抗を測定して漏電のチェックを行います。
101.8MΩ。
規定値を余裕でクリアできました。
ここまで確認するのがプロフェッショナルです。
これでお客様は安心して電気を使用することができます。
ありがとうございました!