2018年04月14日
今日は感震ブレーカーの工事をご紹介します。
感震ブレーカーは大きな地震があったときに、一定時間後に電気を自動的に遮断します。
この「一定時間後」が大事で、瞬時に停電すると夜間などは真っ暗になって避難が
出来なくなる恐れがあります。
また、避難中に電力会社の停電が復帰しても感震ブレーカ-をリセットしないと通電しません。
これは宅内の電気製品のスイッチが入りっぱなしになっていたとき、火災になるのを防ぐためです。
荒川区では感震ブレーカーの取り付けをすると助成金が出ます。
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/kurashi/bosaibohan/josei/okunaianzen.html
今日のお客様は特例世帯なので工事費用の5/6が助成されます。
例えば、72,000円の工事費用であれば自己負担は12,000円となります。
この分電盤を交換させていただきます。
築年数が経っている家で、リフォームも何回もなさっているのでブレーカーが
入りきれずに横に出ていますね。
新しい分電盤を取り付けます。
ここで問題が発生です。
横に出ているブレーカーを外して整理する予定でしたが、
壁紙を後から張替えています。
このブレーカーを外したら跡が出て、かえって目立ってしまいます。
そこで、今回は配線のみ整理してブレーカーはそのまま置いておいて、
次回に壁紙を張り替えたときに外すことにしました。
完成!と思いきや・・・
おっと、まだ大事な作業が残っています。
絶縁抵抗を測定して漏電のチェックを行います。
10.84MΩ。
規定値を楽々クリアできました。
これでお客様は安心して電気をご使用になれます。
ここまでやるのがプロフェッショナルです。
ありがとうございました!