2019年09月20日
今日は感震ブレーカーの工事をご紹介します。
感震ブレーカーは大きな地震があったときに、一定時間後に電気を自動的に遮断します。
この「一定時間後」が大事で、瞬時に停電すると夜間などは真っ暗になって避難が
出来なくなる恐れがあります。
また、避難中に電力会社の停電が復帰しても感震ブレーカ-をリセットしないと通電しません。
これは宅内の電気製品のスイッチが入りっぱなしになっていたとき、火災になるのを防ぐためです。
つまり、地震災害による通電火災を防止する機能もついています。
荒川区では感震ブレーカーの取り付けをすると助成金が出ます。
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/kurashi/bosaibohan/josei/okunaianzen.html
今日のお客様は特例世帯なので工事費用の5/6が助成されます。
例えば、72,000円の工事費用であれば自己負担は12,000円となります。
この分電盤を交換して感震ブレーカーを取り付けします。
分電盤を取り外したところです。
裏側はこのようになっています。
停電になっていますので迅速に作業を進めます。
順調に作業が進んでいます。
これが感震ユニットです。
動作試験もOKです!
絶縁抵抗を測定して漏電のチェックを行います。
2.33MΩ。
規定値をクリアしました。
引き続き、接地抵抗を測定してアースのチェックを行います。
8.96Ω。
こちらも規定値をクリアしました。
プロフェッショナルはここまで確認します。
完成です!
これでお客様は安心して電気をご使用になれます。
最近の分電盤は前面を覆うカバー付きが主流ですが、
感震ブレーカー動作時のランプ点滅とブザー鳴動がわかりやすいように
当店ではカバー無しをオススメしています。
ありがとうございました!