2019年10月09日
今日は感震ブレーカーの工事をご紹介します。
感震ブレーカーは大きな地震があったときに、一定時間後に電気を自動的に遮断します。
この「一定時間後」が大事で、瞬時に停電すると夜間などは真っ暗になって避難が
出来なくなる恐れがあります。
また、避難中に電力会社の停電が復帰しても感震ブレーカ-をリセットしないと通電しません。
これは宅内の電気製品のスイッチが入りっぱなしになっていたとき、火災になるのを防ぐためです。
つまり、地震災害による通電火災を防止する機能もついています。
荒川区では感震ブレーカーの取り付けをすると助成金が出ます。
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/kurashi/bosaibohan/josei/okunaianzen.html
今日のお客様は特例世帯なので工事費用の5/6が助成されます。
例えば、66,000円の工事費用であれば自己負担は11,000円となります。
このブレーカを感震ブレーカー付きに交換します。
現状では漏電遮断器が付いていないので漏電しても電気が止まりません。
これでは危ないですね。
既設の物を取り外しました。
停電中なので一気に作業を進めます。
もうちょっとで完成です。
絶縁抵抗を測定して漏電のチェックを行います。
9.55MΩ。
築年数の経っている家なので少し心配でしたが、
見事に規定値をクリアしました。
プロフェッシナルはここまで確認します。
完成です。
もちろん、新しい盤には漏電遮断器が付いていますので
お客様は安心して電気をご使用になれます。
ありがとうございました!