2020年01月17日
今日は感震ブレーカーの工事をご紹介します。
感震ブレーカーは大きな地震があったときに、一定時間後に電気を
自動的に遮断します。
この「一定時間後」が大事で、瞬時に停電すると夜間などは真っ暗になって
避難が出来なくなる恐れがあります。
また、避難中に電力会社の停電が復帰しても感震ブレーカ-を
リセットしないと通電しません。
これは宅内の電気製品のスイッチが入りっぱなしになっていたとき、
火災になるのを防ぐためです。
つまり、地震災害による通電火災を防止する機能もついています。
荒川区では感震ブレーカーの取り付けをすると助成金が出ます。
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/kurashi/bosaibohan/josei/okunaianzen.html
今日のお客様は特例世帯なので工事費用の5/6が助成されます。
例えば、60,000円の工事費用であれば自己負担は10,000円となります。
こちらの分電盤を感震ブレーカー対応に交換します。
かなり年数の経った分電盤ですね。
収まり切れないブレーカーが外付けになってます。
電力会社の検査で漏電遮断器の故障を指摘されました。
これでは万が一漏電しても電気を遮断することができません。
お客様に交換するなら感震対応にしましょうと提案して
採択していただきました。
ありがとうございます!
古い分電盤を取り外します。
新しい分電盤を取り付けます。
はみ出していたブレーカーの回路も盤内に納めます。
作業は順調に進んでいます。
これで完成!
ではありません。
絶縁抵抗を測定して漏電のチェックを行います。
1.924MΩ。
規定値を無事にクリアできました。
ここまで確認するのがプロフェッショナルです。
ありがとうございました!