2024年05月20日
今日は感震ブレーカーの工事をご紹介します。
感震ブレーカーは大きな地震があったときに、一定時間後に電気を
自動的に遮断します。
この「一定時間後」が大事で、瞬時に停電すると夜間などは真っ暗になって
避難が出来なくなる恐れがあります。
また、避難中に電力会社の停電が復帰しても感震ブレーカ-を
リセットしないと通電しません。
これは宅内の電気製品のスイッチが入りっぱなしになっていたとき、
火災になるのを防ぐためです。
つまり、地震災害による通電火災を防止する機能もついています。
荒川区では感震ブレーカーの取り付けをすると助成金が出ます。
今日のお客様は特例世帯なので工事費用の5/6が助成されます。
例えば、72,000円の工事費用であれば自己負担は12,000円となります。
こちらの分電盤を感震ブレーカー付きに交換します。
設置して年数も経っているのでちょうど取り換え時でした。
既設の分電盤を取り外しました。
跡が出てしまっているのでうまく隠れるように新しい物を取付します。
順調に作業は進んでいます。
これで完成。
と思いきや私にはまだ大事な作業が残っています。
絶縁抵抗を測定して漏電のチェックを行います。
3.79MΩ。
規定値を楽々にクリアしました。
引き続き、接地抵抗を測定してアースのチェックをします。
7.37Ω
こちらも規定値をクリアしました。
これでお客様は安心して電気をご使用になれます。
ここまで確認するのがプロフェッショナルです。
ありがとうございました!